Cinema Clip

ネタバレだらけの映画感想。和洋問わず古い作品が多め。

『ウェールズの山』

王様の耳はイタチの耳


1995年
監督:クリストファー・マンガー
出演:ヒュー・グラント、タラ・フィッツジェラルド、コルム・ミーニイ

『丘を登り、山を降りたイングランド人』
なんて可愛いほのぼの映画・・・!!

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1917年、村人たちの自慢の山を、二人のイングランド人が地図作成の為測量しにやってくる。ところが、『山』にするにはあと6メートル足りなかった!
このままでは『丘』になってしまう・・・じゃあ自分たちの手で山にしちゃおうぜ!

っていうお話。素朴で単純。でもすっごい可愛いんだこれが!

悪い人が出て来ない。もちろんクセのある人たちが沢山いるんだけど、でも皆憎めなくてなんだか可愛い。あの手この手で測量士を引きとめようとするんだけど、やり方がまた可愛い。貨物列車は通るのに客運ぶ列車は通りませんとか(笑)。
測量士役のヒューも相変わらずオドオドと困ってる顔が可愛い!村人たちとなじんで、どんどん引き込まれていく様子が自然で良い。
おヒューも混ざって皆で山に土やら芝生やら運ぶシーンもすごく可愛いなー。途中、山の登りすぎで牧師さんが死んじゃうのは・・・笑っちゃいけないんだけど、山の登り過ぎが原因ってなんだかおマヌケで・・・皆が牧師さんの実年齢知らなかったっていうのも・・・なんか、こんなところまで可愛いんだなあ。

ヒューと両想いになる女の人。
山に土を運んで測量し直したら、おヒューは別の土地へ行ってしまう。当然、行って欲しくない。それを素直に言えないところがまた可愛くて切ない。このシーンはちょっと感動でした。
ラストは爽やかに締まります。観てるこっちまで幸せ気分。

流石イギリス映画。画面が美しい。田舎が舞台だからすごくほのぼのした雰囲気もある。そして何もかもが本当に可愛い!
こんな映画なかなか無いです。いやー、良い映画にめぐり逢えました。